私の素敵な彼氏様
トボトボと弥生との帰り道を歩き、家にたどり着いた。
「じゃあね、優。」
「ばいびぃ」
ガチャッ…

「ただいま、」

……
誰からも返事がこない。



別に、お母さんは、化粧品メ−カ−の社長だし
お父さんは、如月ホ−ルディングスの社長、つまり私は、一般的にいうお金もち。
でも、お金もちでよかったと思ったことなんか、ない
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