同居人の秘密～瞳の魔法に魅せられて～

「誤解なの？」


「ああ。確かに俺は定職に就いてない。でも、遊び歩いてるわけじゃないし、親から金をもらってない」


「嘘……。じゃあ何をやってるの？ お金はどうしてるの？」


「何をやってるかは言えない。金は……今はあまり稼いでないけど、まだ貯えに余裕がある」


「貯えって？ 遺産を相続したとか？」


「いや、前に一発当てたんだよ？」


「当てたって……、宝くじ！？」


「違うけど、そんなようなもんかな」