同居人の秘密~瞳の魔法に魅せられて~
春姉、元気になってくれるといいなぁ……
そう思いながら自分の部屋に行きかけて、ふと私は隣の部屋の前で足を止めた。前は私のだったけど、今は陸が使っている部屋の前で。
きょろきょろと辺りに目をやり、誰も来ない事を確認すると、そのドアを小さく2回ノックし、ドアノブを回した。ドアに鍵は掛かってなかった。
ドアを細く開け中を覗くと、机に向かって座る陸の背中が見えた。私は素早い動作で中に入ると、静かにドアを閉めた。
陸は耳にイヤホンを着けていて、私の侵入に気付かないらしい。その背中に後ろから近付き、ポンポンと肩を叩くと、陸は「うわっ」と叫んで私を振り向いた。
そして後ろ手にパソコンの蓋をパタンと閉じ、イヤホンを乱暴に耳から抜いて、「み、見たのか?」と言った。
「はあ? 見たのはあんたでしょうが!?」
私の裸を……
そう思いながら自分の部屋に行きかけて、ふと私は隣の部屋の前で足を止めた。前は私のだったけど、今は陸が使っている部屋の前で。
きょろきょろと辺りに目をやり、誰も来ない事を確認すると、そのドアを小さく2回ノックし、ドアノブを回した。ドアに鍵は掛かってなかった。
ドアを細く開け中を覗くと、机に向かって座る陸の背中が見えた。私は素早い動作で中に入ると、静かにドアを閉めた。
陸は耳にイヤホンを着けていて、私の侵入に気付かないらしい。その背中に後ろから近付き、ポンポンと肩を叩くと、陸は「うわっ」と叫んで私を振り向いた。
そして後ろ手にパソコンの蓋をパタンと閉じ、イヤホンを乱暴に耳から抜いて、「み、見たのか?」と言った。
「はあ? 見たのはあんたでしょうが!?」
私の裸を……