太陽に恋をして
『シカト……わざと?』
首を傾げる彼はとても可愛かった
……じゃなくて!
『……え!?』
なんでここに!?
ちょっえっちょっ!?
私の頭の中はお祭り騒ぎ
状況が掴めていない
『……はい』
少し拗ねたような顔をした彼は何かを渡してきた
『ばんそーこー…?』
『……貼れば?』
もしかして……頬っぺたの傷にってこと?
『あ、ありがと』
『……ん』
私の心臓もお祭り騒ぎ
彼に聞こえてないか、心配になるくらい
……優しい…な
『……じゃ』
片手をあげ、彼は私に背中を向けた