太陽に恋をして
教室内は笑い声が響いた
『宮本君!』
私がしたときよりも何十倍の力で太陽を揺さぶる
『……んぁ?』
太陽の両目が開く
それを確認した先生は教卓に戻り、話を続けた
『……地震?』
きょとんとした声
思わず吹いてしまった
『美月、何笑ってんだよー』
『先生が揺さぶってたんだよ』
『ん……え?』
急に顔を隠す太陽は恥ずかしがっているんだろな
今日1日で結構太陽に関われた気がする
それが嬉しくて、また笑ってしまった