太陽に恋をして


教室内は笑い声が響いた



『宮本君!』




私がしたときよりも何十倍の力で太陽を揺さぶる



『……んぁ?』


太陽の両目が開く


それを確認した先生は教卓に戻り、話を続けた



『……地震?』


きょとんとした声

思わず吹いてしまった


『美月、何笑ってんだよー』


『先生が揺さぶってたんだよ』


『ん……え?』



急に顔を隠す太陽は恥ずかしがっているんだろな




今日1日で結構太陽に関われた気がする



それが嬉しくて、また笑ってしまった





< 24 / 45 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop