太陽に恋をして
亜実……失礼な
『身長、あんま変わんないじゃんかよ』
少し亜実が高いくらいで、そんなに差があるわけではない
『違う、精神年齢がッ』
『……はい?』
精神年齢?
……何それ
『五才児みたいで可愛いッ』
ちょ、失礼じゃない?
しかも頭なでなでされてるし
『ちゃんと13歳だもん』
『そこがまた可愛いーッ』
ガバッと、亜実に抱きつかれた
『……あ』
何気なく見た視界にうつった人物を見て、胸が痛む
それは、隣のクラスの廊下にいる……
彼女と笑い合って話している太陽がいたんだ