太陽に恋をして
『覚悟してから好きになんないと』
亜実の言葉
私も解っていた
……でも
『……好きに…なっちゃったんだもん』
鼻の奥がツンッとする
少しだけ、涙が出てきてしまった
『……泣きな?』
私は……
『泣か…な…い』
……太陽に振られるその時まで、私は泣かないことにする
……だから
『私が泣きそうになったら、亜実が笑わせて?』
『んー…無茶なお願いだなぁ』
やっぱり、無理か
『でも、可愛い美月のためになら私何でもするわ』
『亜実ぃ~』
まだ昨日仲良くなったばかりの私たちなのに……
“最高の友達”をもてた
そう、思えたんだ