I am セカンドガール
車内には、私達の声はなく、伸二が好きだと言っていた、洋楽だけが鳴り響く。
別に、話したくなかったわけじゃない。
今は、話さなくていいような気がした…
何かがあった時
「どうしたの?」
と聞かれるよりも、ただ黙って傍に居てくれる事が嬉しかったりするから。
ボーと外を眺めていると車が止まった。
「ここ、俺のお気に入りの場所」
ふと伸二の方を見ると、窓の外には、たくさんの花があった。
「ここは?」
「ここね、今は閉園してるけど、植物園だったんだよ」
「へぇ〜。そうなんですか?」
「俺ね、考え事したり、落ち込んだりしたら、よくここに来るんだぁ。ちょっと、中に入ってみようか?」
「そうですね。せっかくだし」
…………………………
.
別に、話したくなかったわけじゃない。
今は、話さなくていいような気がした…
何かがあった時
「どうしたの?」
と聞かれるよりも、ただ黙って傍に居てくれる事が嬉しかったりするから。
ボーと外を眺めていると車が止まった。
「ここ、俺のお気に入りの場所」
ふと伸二の方を見ると、窓の外には、たくさんの花があった。
「ここは?」
「ここね、今は閉園してるけど、植物園だったんだよ」
「へぇ〜。そうなんですか?」
「俺ね、考え事したり、落ち込んだりしたら、よくここに来るんだぁ。ちょっと、中に入ってみようか?」
「そうですね。せっかくだし」
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