I am セカンドガール
「あの、伸二は?」

「あいつね、他の奴に抑えられてる。メール見て一人でニヤニヤしててさ。
じゃ、そんなに幸せならその幸せをおすそ分けしてもらおうって話になってさぁ〜」

「そうなんですか?楽しそうですね」

「まぁ〜ね。
たまには男だけっていうのもいいもんよ!
ってか、これはもうお決まりの行事になってる。
………真奈ちゃん。伸二の事よろしくね?俺、小学校からのダチだけど、あいつ何でも平気そうに装うけど、結構繊細な所もあるからさ」

「はい。
普段はちゃらちゃらしてるから、一体何を考えてるんだろう?って最初の頃は思ったけど、付き合っていくうちに、そうやって線を引いて、自分のそういう所を人に見せないようにしてるんだって分かりましたから…」

「………そっか。だったら安心した…あぁ。俺も真奈ちゃんみたいな彼女がほしいなぁ…」

「あはは。祐介君、いい人そうだし、すぐに彼女できますよ!」

「そう?ありがとっ」





「おいっ。
祐介!いつまで人の彼女と話てんだよ!」

抑えていた友達を振り払って伸二が電話にでた。


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