I am セカンドガール
「はっ!?何で!?
ちゃんと別れたって言ってたじゃん!あれは嘘だったの?!」

「違う!
あれは嘘じゃない。
心配させたくなかったから言わなかったけど、ずっと連絡はきてたんだ。
家にも来たりしてた…。
でも、ずっと無視してたんだ。
だけど年が明けて、街で沙織の友達と偶然会って、沙織が自殺未遂したって聞いて…
それで、その時に友達としてでもいいから連絡とってくれないかって言われてさ…」

「………………」

「ごめん…」

「…………………の?」

「えっ?」

「友達に言われたから…
だから、連絡とるの?
そこに伸二の気持ちはないの?」

「ないよ。俺が好きなのは真奈だから」

「…………でも、向こうは違うよね?
期待するよね?また付き合えるかもって…」

「………でも、俺好きな人いるって言ってるよ?だから、友達としてしか付き合えないって…」

(彼女じゃなくて.....
..........好きな人)


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