I am セカンドガール
次の日伸二から連絡がきた。

「昨日はごめん。飲みすぎて潰れて家に帰ってそのまま寝てたみたいでさ」

「…そうなんだ。いいよ。気にしなくて。あっ、誕生日おめでとう」

「おっ、うん。ありがと真奈、今日時間ある?」

「あぁ。…今日はちょっと難しいかな…」

「そっか…じゃ、明後日は?」

「う〜ん。どうかな。最近仕事忙しいんだよね。都合がついたら、私から連絡するよ」

「分かった」

嘘をついた。仕事なんて別に忙しくない。

ただ、会いたくなかった。

今、会うと絶対に流される自信があったから…


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