明日はきっと
「ちょっとだけ、協力してくれればいいの。」
そう言いながら、静香はあたしに水の入ったバケツを手渡した。
「何?これ?」
静香は少しだけ微笑みながら、
「瑞樹に、その中に入っている水を全部掛けて。」
「えっ?!何言ってんの?」
「まだ、分かんないの?いじめだよ!い・じ・め!」
静香の取り巻きの1人が言った。
いじめ・・・?
瑞樹の親友のあたしが・・・
瑞樹をいじめろと?
そう言ってるんだよね・・・?
出来るわけないじゃん。
静香・・・何言ってんの?