明日はきっと
重い足取りで教室に向かう。
周りからの冷たい視線・・・。
もう、慣れてしまった。
慣れって怖いものだ。
最初はあんなに嫌だった冷たい視線も、今では何も感じなくなっている。
そんなことを考えていると、数メートル先に、あたしの人生を変えた張本人・・・飯野 静香(いいの しずか)がいた。
静香の周りには、たくさんの取り巻き達がいた。
みんなして、あたしの方を見ながら、ニヤニヤ笑っている。
すっごく不気味。
きっと、これからまた、あの悪夢の様な時間が始まるのだろう。