ただ君を、愛してた。
転…校……?
頭を鈍器で殴られたような感覚
ウソでしょ。
優…―――――。
「ハッ!冗談止めろよなぁ」
そうだよ、優
いつもみたいな悪ふざけにしては、度が過ぎてるよ…。
――バンッ!
「冗談じゃ、ないんだ…」
教卓を叩いた君は、余裕を失ったように泣きながら、力ない声でそう、みんなに告げた。
分かってた
君が言ったことが、冗談じゃないことくらい
分かってた…でも、分かりたくなかった……。