ただ君を、愛してた。





「優芽っ!!」



その日の帰り、私は君に呼び止められた。



「な、に…?」


「久しぶりに一緒に帰ろ」


「亜衣は?一緒にいてあげないの?」


「優芽と話したいんだ」



そんなこと言われたら、君を好きな私は断れるはずもなく、一緒に帰ることにした。




「なぁ、優芽」


「ん?」



2人、並んで歩く帰り道。


久々に並んだ、2つの影法師



優が亜衣とつき合ってから、優は亜衣を家まで送ってたから、私は1人で帰ってた。













< 12 / 19 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop