ただ君を、愛してた。
「ごめん。優芽、ありがとう」
「泣くなっ、サッカーバカ!男でしょ!!」
私は優の肩を叩き、笑いながら歩いた。
優の家の前にトラックが二台並んでいる
「今日、いくの?」
「うん」
「どこ行くの?」
「とーきょー」
東京。
こんな田舎より、何十倍もいいね。
この田舎から、すごく離れてる……。
「じゃあな、優芽」
「バイバイ、優」
笑顔で、手を振った
今日で君とはバイバイする。
私の初恋とも
バイバイしよう。