今でもずっと
*reencounter
春の木漏れ日が眩しい
今日この頃、わたし
仲道愛菜(ナカミチアイナ)は
何故かまたこの学校の
校門を潜ろうとしている
「あぁ…、ついに
来てしまった…!!
てか高校生とか
今さら無理だしね
しかもわたしなんでまた
この学校に通えるわけ?
普通に考えて気まずい
非常に気まずいよ!!」
「それはお前の
頭がよかったからだろ」
そう叫んだ瞬間後ろから
不意に聞こえてきた声
バッ、と勢いよく
振り替えればそこには
見知った人物が1人
悠然と煙草を噴かしていた