ブラウン管の中の彼女
「ちゃんと食べて寝なきゃだめだよ!!
体の具合が悪くなってからじゃ遅いよ!!熱は…」
実早ちゃんのおでこに手を伸ばす。
「きゃあ――!!祐ちゃんのえっち!!」
実早ちゃんは僕を突き飛ばして慌てて家から出ていった。
もちろん香川さんも一緒に…。
取り残された僕はというと…。
「何なんだ…?」
イマイチ状況が把握出来なくてリビングに立ち尽くしていた。
とりあえず、実早ちゃんの元気もでたみたいしだし、まあいっか…。
実早ちゃんに振り回される日々はまだまだ続きそうです。