ブラウン管の中の彼女
「みーちゃんってさあ…祐君のことになると途端に弱気になるよね?」
なおもククッとは笑ういーちゃんはそうだよねっと仲紗に同意を求める。
仲紗はコクンとうなずいた。
この薄情者~!!
仲紗と友達やめてやる~!!
実早がむむっと仲紗を睨むといーちゃんが宥めるように頭をポンポンッと叩いた。
「強気なみーちゃんも乙女な心を持ちあわせてるってことがわかって嬉しいデス」
……なんかいーちゃんとも友達やめたくなってきた…。
というかあのバカと付き合ってるいーちゃんに乙女な心なんてものがあるのか?
乙女な心があったら絶対あんな奴選ばないよ…?
少なくとも実早は…。