ブラウン管の中の彼女
翌朝…
実早は祐ちゃんの部屋の扉の前に立っていた。
ちなみに今日は玄関から入りました☆
一応、合い鍵持ってます。
深呼吸もそこそこに一気に扉を開く。
バンッ!!
「祐ちゃんっ!!あ『ん―…』
実早の目の前では祐ちゃんがベッドの上でスースーと寝息を立てていた。
気合い入れてきたのに…!!
実早はその場にへたりこみ両手を床についた。
昨日、叩き起こしたから当然か…。
めっ…めげないもん!!
今日がダメなら明日!!
でもさすがにまた起こすわけにもいかず、実早はベッドの横に正座をした。
「う"~ん…」
祐ちゃんが寝返りをうち、こちらを向く。
可愛い…
無防備な寝顔に心にほんのり灯りがともる…。