ブラウン管の中の彼女
メガネをかけてないと少し幼く見える顔。
寝癖がついた髪。
ブルーのパジャマから見える胸元。
好き―…。
そっとほっぺたに触ってみる。
プニプニだぁ~!!
柔らかさにひとりで感激。
っと同時に現れる私の出来心。
ちょっとくらい…
いいよね…?
祐ちゃんは一度寝るとなかなか起きない。
私は邪魔にならないように髪を耳にかけた。
心臓の音がうるさくなる。
私は祐ちゃんの顔に段々と自分の顔を近づけた―…。
そして…
「んにゃ!?」
頬にキスをしようとしたはずなのに祐ちゃんが動いたせいで…。
唇が…
重なった…。