誘惑Baby
気まずい空気が流れたまま、俺たちは家路についた。
なにを、隠してる…?
もしかして……。
嫌がらせされてるのだろうか…。
けど、なんで…?
優子は、嫌がらせされるような子じゃねえだろ。
「あー、わかんねえ!!!!!」
俺は叫びながらベッドに倒れた。
そういえば俺、明日大学休みだ…。
優子に連絡しなきゃ。
俺は携帯を持ち、優子にメールを打った。
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明日、休みなんだけど優子は?
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何分かしないうちに、携帯が震える。
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あたし午前だけ
講義ある(._.)
陽平いないのかあ…
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可愛いこというじゃねえか…。
携帯を片手に悶える俺はかなり恥ずかしい奴だ。
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ごめんな?
じゃあ、終わったら連絡して。
迎えに行く
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と、返信した。
すぐに返事は来て、わかったよとだけ入っていた。
まさか、明日、
真実をしることになるなんて、全く考えていなかった俺は…
ばかなんだろうか…。