俺様キングと天然ちゃん
「お前さ……名前は??」
「は……??」
なんなのこの俺様は……。
「だからお前の名前だよ。なんだ?分からないのか??馬鹿め。」
くぅっ……なんなのよ!!コイツ!!
「更綺璃奈!!!」

「………は??」
な…なんなの?自分の名前を言っただけなのに……。
「何??お前も(さらき)って言うのか??」
はぁ!!??じゃあ…まさか…!!!!
「あんたも(さらき)なの!?」
「そうだけど??何か問題でも??」
いや……無いけど…無いけどさぁ!!!!

「何か……ムカつくんだよね!!!」
「はぁ??」

この俺様が不機嫌になった。

「お前、そんな事言っていいんだ??」
「どうでもいいじゃん。」
別にそんな事言って、何があるんだろう?
「璃奈。俺に逆らうつもりか??」
「そのつもりですけど??」
こんな奴に従うなんて絶対に嫌っ!!!!
「まぁ、いいさ。そんな事言えるのは今だけだ。璃奈、お前を絶対に従わせてやる。逆らう事なんてさせねぇーよ。」
きゅっ…
はぁ!!??コイツ何あたしの手を握ってるの!!!??
そしたら、女の子達が……
「いやぁああああ!!!!王子が手を握って笑っているなんて!!!!!!」
う…うるさいなぁ……!!!どこからそんな声が出せるか気になるよ!!!!


てゆうか……………







コイツが王子様なんておかしいでしょっ!!!!



< 5 / 49 >

この作品をシェア

pagetop