俺様キングと天然ちゃん
「アイツは何組なんだろうか……。」
「アイツって誰の事??」
「誰って………更稀瀬成の事だけど?」
「気になってるの??」
「クラスの事でね?」
「5組だけど??」
「マジかよ!!………って……あれ?」

あたし、誰と話しているんだろう??




「………あんたかいっっ!!!!」

まさかの、さっき向こうに置いてきた俺様だった……。

     てか………
早くない!?ここに来るの!!!くそ足速いじゃんか!! マジで恐るべし!!俺様っ!!

「何が恐るべし俺様だ。」
はい?……はいぃいいいいいい!!??

「なんであたしが考えてた事が分かるのよ!?」
この俺様はエスパーかよ!! ってカンジになるんですけどっ!?

「全部喋っていたから。」
「マジかよ!?」

うわぁ~~~~……ちょー恥ずかしいじゃ んか……。このまま溶けてしまいたい。


「あのさ、お前。いい加減名前で呼べねぇのかよ。」

はい??
よ……呼び捨てっ……!?無理!!無理無理!!
女の子は呼び捨てに出来るけど!!男子は死んでも呼び捨てになんかしたくないっ!!
だって!! 呼び捨てするのは好きな人だけって決めているんだもん!!

「無理絶対に無理っ!!」
「なんでだよ。」
「なんでって……………。」

言えませんっ!!ぜぇーたい言えませんっ!!
絶対に馬鹿にされるじゃんっ!!

「言えよ。」
「無理っ!!」
「言え。」
「無理で…「キスするぞ?」言います…。」

あははははははwwww絶対馬鹿されるww

「え~っと…、呼び捨てが嫌なのは……好きな人だけにしたいだけで……。」

うわぁああああああ!!!(///)恥ずかしいよぉおおおおお!! 本当に溶けてしまいたいっ!!

「ふーん……じゃあ、彼氏ならいいって事なんだ。」
「そ…そうだけど……??」

あれ…?? 笑わなかった……。

「じゃあ……俺が彼氏になってやる。」

は……??
はいぃいいいいいいいいいいいっっ!!??
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