キミの背中
ほんとに自分でしこんだと思うくらい偶然だった。

あたし達は6人で固まって座った。
一番前がたっくんと隼人で
真ん中がたかちゃんとりなで
その後ろが雪乃とあたしだった。

これがこれから起こることのきっかけだった。

毎回総合の時間は6人で盛り上がってしゃべったりして
あたしにとって総合の時間は一番楽しい授業になっていた。


ある日りながあたしに何かをくれた。

「何?これ?」

「まあいいから読んでみぃ」

あたしはその紙を見た。

『あなたはいつも何を思っているの?
 一度破れた恋にあたしはまた恋をしている。
 あなたがむく日がいつくるのか…
 分かるのならば誰か教えてよ…』

それは今のあたしの恋を表してる詩だった。

「あやにぴったりでしょ」

「……」

「ん?あや?」

「…んー!!めっちゃいい!!感動した!!」

あたしは詩に興味がある。それはとてつもなくあたしにあった詩だった。

「これ、りなが考えたの?」

「ううんうううん!そんなありえんて!見つけたの」

「そっかあ。ありがと!ふでばこに入れとくね!!」

「おきにおよばず~。」

あたしはそう言ってふでばこに入れた。


…それがことの原因だった。
悪いことぢゃないけど…
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