恋する手のひら
「何でこんな熱出てて気付かないかな…」
秀平は大きなため息をつきながら私に薬を渡す。
「さすがにそれだけ熱が高いと帰った方がいいな。
落ち着いたら送っていくから」
秀平の言葉に、私は慌てて首を振る。
「でも、沙耶の家に泊まるって行って出て来ちゃったし。
それに…」
秀平の服の裾を掴んだところで口ごもる。
もっと秀平と一緒にいたい。
せっかく二人きりなのに、帰るなんて嫌だ。
彼を見つめる私に、秀平は頭を掻く。
「そんな目で見るなよ、帰したくなくなる」
私の横に座ると、秀平は私の頬に触れた。
秀平は大きなため息をつきながら私に薬を渡す。
「さすがにそれだけ熱が高いと帰った方がいいな。
落ち着いたら送っていくから」
秀平の言葉に、私は慌てて首を振る。
「でも、沙耶の家に泊まるって行って出て来ちゃったし。
それに…」
秀平の服の裾を掴んだところで口ごもる。
もっと秀平と一緒にいたい。
せっかく二人きりなのに、帰るなんて嫌だ。
彼を見つめる私に、秀平は頭を掻く。
「そんな目で見るなよ、帰したくなくなる」
私の横に座ると、秀平は私の頬に触れた。