石川啄木の歌を読む (1)

10.大(だい)という・・・


大(だい)という字を百あまり
砂に書き
死ぬことをやめて帰り来(きた)れり


 若き日に死を考えしこともあり
 いまは命の
 ただ有難し
 (一郎)'04.1.13

 大人(うし)偉大
 大成功に大作家
 逆に大悪(だいあく)いろいろの大
 (一郎)'06.9.4

 永という字が書の基本だと
 始めたけれどもやっぱり三日坊主
 父の字を真似いつか越えたいと願ったものだが
 字もなにもかも越えられなかった
 それでよかった
 [ 一郎 ] '08.4.23


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