石川啄木の歌を読む (1)
11.目さまして・・・
目さまして猶(なほ)起(お)き出(い)でぬ児の癖(くせ)は
かなしき癖ぞ
母よ咎(とが)むな
ハンカチでひたいこすりて熱あると
浅はかな嘘
母は咎めず
(一郎)'04.1.14
怠け癖父に似たとは言わないが
母は勤勉
我を咎めよ
(一郎)'06.9.5
父の死に際にも
葬式にも帰らなかった
長男なのに末っ子の甘え癖責任放棄
あなたの時はなおさら遠くへ逃げるだろう
かあさんごめんなさい
[ 一郎 ] '08.4.24