石川啄木の歌を読む (1)

23.愛犬(あいけん)の・・・


愛犬(あいけん)の耳斬(き)りてみぬ
あはれこれも
物に倦(う)みたる心にかあらむ


 哀しくも我の心に鬼棲みて
 人間らしく
 あれと闘う
 (一郎)'04.1.26

 物に倦み
 むなしさ感ずときにこそ
 心の闇に逃げず向き合え
 (一郎)'06.9.17

 夜中でも
 ワンワンワンと
 一応は
 義務鳴きしてる
 あああ迷惑
 [ 一郎 ] '08.5.18

 小学校の帰り道畑との境にある生垣に
 ヘビが動いているのが見えた
 ちょうど手にしていた細い棒で生垣を
 メチャクチャに叩きながら逃げた
 ヘビが怖かったヘビを見るのもいやだった臆病者だった
 時々思い出す思い出しては後悔している
 あのときヘビはきっと逃げたと思いたい
 [ 一郎 ] '08.5.18


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