石川啄木の歌を読む (1)

36.怒(いか)る時・・・

怒(いか)る時
かならずひとつ鉢(はち)を割(わ)り
九百九十九(くひやくくじふく)割りて死なまし
 怒るとき 大きくひとつ 息を吸い 消せればいいと 思うのだけれど


 ふつふつと
 こみ上げてくる怒りあり
 国の行く末見届けてやる
 (一郎)'06.9.30

 怒れどもあやまちをまたくりかえし
 平和憲法
 守れの声を
 (一郎)'04.2.8

 悟るとは怒らぬことか
 人ならばけして悟るな
 怒り忘るな

 感情をいつも自制している
 理性的であれと思っている
 そんな自分が嫌になるときがある
 怒鳴りあってケンカでもしてどうとでもなれ
 そしたらあっけなく死ぬのだろう
 [ 一郎 ] '08.6.17
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