石川啄木の歌を読む (1)

47.手が白く・・・

手が白く
且(か)つ大(だい)なりき
非凡(ひぼん)なる人といはるる男に会ひしに


 非凡とは
 強いこだわり思い込み
 不断の努力そして閃き
 (一郎)'06.10.11

 平凡をよしとするなりそれでよし
 自分らしくを
 忘れるなかれ
 (一郎)'04.2.19

 小さくて柔らかな手で
 パソを打つ
 ツブシが利かぬ平凡な手で

 まだ私が子どもだったとき
 海で父の背に乗ったとき父の背は大きかった
 手を取って泳ぎを教えてくれた父の手は大きかった
 私が大人になったとき父の背丈は私よりも小さかった
 しかしいつも大きな存在だった
 [ 一郎 ] '08.7.14
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