石川啄木の歌を読む (1)

54.非凡(ひぼん)なる・・・

非凡(ひぼん)なる人のごとくにふるまへる
後(のち)のさびしさは
何(なに)にかたぐへむ


 非凡なる才能だった
 啄木よ
 あなたを知らぬ人は今なし
 (一郎)'06.10.18

 特別の存在という思い込み
 大器晩成
 これは言い訳
 (一郎)'04.2.26

 ある若い
 詩人が街で詩を売った
 街へ導く心ぞ非凡

 すっかり有名になった詩人がいる
 かれがまだ無名だったころ
 お昼のテレビ番組の素人参加コーナーに出て
 詩人であることをアピールしていた

 彼をそうさせた魂こそ
 非凡なる才能の表れなんだ
 才能とは止むに止まれぬ魂の働き
 非凡なる才能は魂を信じ魂に導かれる
 そして才能は才能に見出され世に導かれる

 魂よ人を導け
 魂よ自信と誇りと勇気与えよ
 魂に導かれる者は幸せ
 魂は為すべきを知り為すべきを為しているから
 たとえ名を成さずとも世に知られずとも
 [ 一郎 ] '08.7.21
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