Don't allow me.

ポケットに仕舞われていた
携帯が激しく和芭を呼んだ。



「もしもし？…あぁ、そうだな、まだまだ続くんだ…あまり、激しい動きをするなよ？」



そう言って和芭は、
一方的に通話を終わらせた。



「和娜くん…また、来るよ」



そう呟いて和芭は、その場を後にした。







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和芭は、一台の車の
後部座席に乗り込んだ。
運転席に居るのは、和芭のマネージャー。



「もう、いいの？」



「あまり、長居する必要もないだろ」




マネージャーは、苦笑いを溢し
和芭は、車から窓の外を見つめた。

車は発進し和芭を乗せたまま
街の中に消えていった。









Hold hate and sadness.

(憎しみと悲しみを抱いて)