薬指のダイヤ

「お前にとって仲間は……

そんなちっぽけなものなのか??」

「あ??」

「仲間がいるから…

戦えるんだろ??

仲間がいなきゃ…

こんなことで一生懸命になんか

なってねぇよ‼」

初めは…

あたしだって仲間なんてくだらねぇ

そう思ってた。

だけど・・・

最愛の姉貴を亡くしてから

仲間という存在が

どれだけ大きいものかってのに

気づいたんだよ。

「お前だって…

ここまで来るのに理由あんだろ??

その心の中に…

お前が持つ本当の理由が。」

じゃなきゃ…

仲間連れてまでこんなとこ

来るはずないんだよ。

仲間を話したくない。

そういう思いが…

こいつにもあんじゃねぇの??

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