薬指のダイヤ
「マジで??」
「マジで」
「本当にいいんだな??」
「いいよ」
そう言うと
「うっしゃぁ―――――‼‼」
そう言って中庭を走りまくる
ユウ。
思わずその姿に
笑ってしまう。
「俺…絶対傷つけないから」
「うん」
「ずっと守るから」
「ん…」
「絶対離さないからね??」
「ん」
「愛してる」
「……」
「璃麻は??」
「…愛してるよ」
そう言ってあたし達は
中庭でキスをした……―――――――。