薬指のダイヤ
「だるいんだっつーの」
そう言ってあたしは
耳にイヤホンをして
好きなアーティストの曲を聴く。
その間にも
修学旅行の話しは進んで。
「うーっし‼
んじゃぁ明後日はこれで決まり!!
遅刻すんなよ~??」
いつもとは違う先生が
このクラスに居る。
唯一この学校の中で
このクラスに馴染んでる…。
変な先生。
「帰るぞ」
そう言って全て話が終わったのと同時に
あたしは教室を出る。
「今日は早いな??」
「一応支度しとかねぇとだろ。
私服なんだし」
「だなー‼‼」
そう言って帰りも
ずっと修学旅行の話をしてた。