薬指のダイヤ

騒ぎ


放課後

バーに集まったクラスメイトは

とにかくオシャレで。

一応あたしも

露出の多い服を着てる。

「璃麻??襲われんなよ??」

「可愛いからね~。

俺ら見はってないと」

そういう、櫂兎とユウ。

「変な目で見んじゃないよ。

別に襲われねぇし」

そう言ってもこいつらは

毎回あたしから

離れようとはしない、頑固な奴ら。

バーのオープンと同時に

皆が一斉に中に入る。

「チッ…

遅刻した奴1人もいないし」

「まぁ…。

1万とか言われれば誰も遅刻しねぇだろ」

当たり前か。

まぁ…今日は

「ユウ、おごりな??」

「はいはい。

どうせ拒否権ないんでしょ??」

「わかってんじゃん」

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