薬指のダイヤ

ユウ…

櫂兎……。

「いい加減にしろ‼‼」

そう叫んだのは

林道。

「お遊びはそこまでだ。

そろそろ…

決着付けねぇといけねぇみてぇだな」

決着…?

まさかっ…

「ユウと櫂兎に

手出す気じゃねぇだろうな‼‼」

「そのつもりだけど??」

怪しい笑みで

そう言う林道。

「やめろ‼‼

絶対手出しはさせねぇ‼‼」

そしてあたしは

ユウと櫂兎のもとへと

向かった。

「悪いけど…。

あたしマジでさ。

あんたらに怪我されたら困るの。

だから…手出しすんなよ」

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