薬指のダイヤ
「お前からしたら
滅茶苦茶迷惑だったかも知れねぇけど
あの時のおれは
追い詰められて
それぐらいしか考えられなかった。」
林道の
1つ1つの言葉に
うなずきながら話を聞く。
「だけど今日…
お前に言われて気づいたよ。
こんな形じゃ伝わらねぇんだって。
ちゃんと
仲間と向き合って
話しなきゃいけねぇんだって」
「あぁ…」
「ありがとな??
そして・・
悪かった」
「もうあたしの仲間には
手出さないでくれよ??」
「わかってるよ」
そう言った時の林道は
本当の笑顔で笑ってて。
本当に安心した。
「お互い…
頑張ろうな??」