永久に君を愛してる

秋side

今日も雪が降ってる。

神崎 秋
高校3年

それにしてもさみぃー。
でも寒いのも悪くない。
俺はそんなことを思いながら
校庭のベンチに座っていた。


そんなとき彼女に出会ったんだ。
俺の顔を心配そうにのぞく、
彼女の真っ直ぐな瞳に惹かれてしまったんだ。




「ん……」
俺、寝てたんだ…。
なんか温かい。
首にてを当てるとマフラーが巻いてあった。

「あ…っと、寒くないですか?」

「あ、うん。俺は大丈夫。
 マフラーありがと。」

「いえ!それくらいしか持ってなくてすいません」



…心配してくれてたんだ。
てか、何年生だろ

「名前何て言うの?」

「えっと、2年の相澤春です。」

ってことは年下か。
「俺は3年の神崎秋。」

よくみると春は綺麗な顔をしてる。
綺麗って言うより可愛い。

もてんのかな…。
――って俺、なに考えてんだよ

そのあと春とは少し話して別れた。






「秋! 2年の相澤さんと話してたっしょ!?」
教室に入ってすぐ隆也が絡んできた。
隆也とは中学から絡んでるからよく話す。

「あぁ、そーだけど。 春のことしってんの?」

「知ってるもなにも…男子の間でめっちゃ人気じゃん!!
 知らない方が珍しいよ!!」

やっぱモテるんだ…
――なんかモヤモヤする。

この気持ちはなんなんだろう…
もしかしてこれが……恋なんだろうか。



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