言ノ葉戯レ



「23、か。…私も年を老いたものだな」




「え…老いたって……」




「22、だ」




「………」




「……どした?」




「老いたって…あんま変わらないじゃないですか」




澪は声をふふっと出し、口元に手をあてて笑った。




そんな澪の姿を見て小紅は、




「…そうだな」




優しく言った。
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