先輩の妹

「そこまた曲がって、」

俺は結局それから言い返すことができず、椎の言う通りの道を進む。

行き着いた先はカラフルな女の子っぽいお店。

「(…何屋なんだ…?)」

男兄弟しかいない俺には全く未知の領域。

「ちょっと待ってて」

そう言って椎は店の中に消えていった。

俺はこれからどのくらい待たされるんだろうか…。



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