先輩の妹

紙を見ると日替りで2人ずつの交代制だった。

「たか、次私に回して」

俺が名前を書き込んでいると横から椎にそう言われた。

書き終えて椎に回すと椎は意味ありげな笑顔を俺に向け書き始めた。

「…なんだよ?」

そう言って椎が書き込む紙を見ると、俺の書いた名前の隣の欄すべてに川瀬椎と書いている。

「お前、俺をどうする気だ」


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