こおりみず
ゆらゆら

ゆらゆら

バスの心地良い揺れは私の眠気を誘った。

あぁ・・・。眠い。

そういえば、そんなに寝てなかったっけ。

「ふぅ・・・。」

ため息を着くと、ぐびっと水をのんだ。

喉のおくに、冷たい水がとおる。

ひやり・・・。

バスは長い道のりだった。

私達はつかれながらも、今日からお世話になる、

ホワイトホテルという宿に到着した。

ホワイトホテルというだけあって、建物は白い。

「よいしょ・・・」

バスから荷物を下ろしていると、重いキャリーバックがでてきた。

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