こおりみず
「ねぇっ!!廉・・汰・・くん!!!!」

私は必死にさけんだ。

落ちた時、必死にまもってくれたんだね。

でも・・・。なんで助けたりしたの?!

廉汰君がこなければ、私が重傷をおうだけだったのにぃ・・・。

廉汰くん。廉汰君。廉汰くん。

「おきてよぉ!!」

「廉汰くん!!おねがい!目をあけてよぉ・・・。」

いくら叫んでも、周りがやけに静かに聞こえるだけだった。

きずけば、涙は目からこぼれ、頬を伝い、足元にぼろぼろ落ちていた

「・・・ん・・?」

え・・??今。声・・。

はっ と廉汰君をみると、わずかだが、目をあけていた。

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