冬色の後悔─大好きな、あなたへ─
プロローグ
それは、突然の出来事だった。
「───清華(さやか)......ずっと、好きだったんだ」
──ちゅっ......
(............え......?)
突然の、出来事だった。
神様、あの頃に時を戻して下さい。
もしあの時、私が拒まなかったら、何か変わっていましたか?
あの時から、私の恋の歯車は回り始めて。
気付いた時には、もうあなたは遠い存在になっていたの。
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