冬色の後悔─大好きな、あなたへ─
伊織の、こうゆうさり気ない優しさが好き。
今だって、私の大好物を知っててくれて。
伊織、知ってる?
昔から一緒にいたんだから当たり前でしょってみんな思うだろうけど
その1つ1つが、私にとっては特別なんだ。
「.......伊織、ありがと」
「おぅ、気にすんな」
「あとね.......」
私、伊織が大好きだよ。
私は伊織に聞こえないように、そっとつぶやいた。
「え?何て?」
「なんでもなーい♪」
いつか、この言葉が言える日が来るのかな?