冬色の後悔─大好きな、あなたへ─
まぁ、2人には中3のあの時のコトは言ってなかったから、疑問に思うのは当然なのかもしれない。
でも......やっぱり、私は伊織のことを突き飛ばしちゃったんだから..............
きっと伊織は、もう私のことを好きじゃない。
むしろ、もう彼女なんかも作っちゃってるかもしれない。
幼なじみだから仕方なく一緒にいるだけとか.......
(そうなんだったら、悲しいな........)
今まで告白断ってきたのも、全部彼女がいるからとか......!?!?
.......勝手な妄想はよそう。
「お前らバカか」
最初に沈黙を破ったのは伊織だった。