対バカップル奮闘記【短編・完】



しかもこのコワモテ男子を圧倒する恐さ。


モモちゃん、すげえよキミ。





「分かったか?あたしに束縛は必要ないねん。」

「お、おお。せやな。」





そこで、くるっと俺のほうを二人して見た。




「堪忍な、恵介くん。こいつまじでアホやねん。」

「すんません。」

「だいたい恵介くんは兄貴のダチや。」

「そうなんか?なんや、安心したわ。」

「安心するまえにあんたはあたしに土下座やからな。家に帰んぞ。」

「土下座な、分かった!!!」





んじゃ、と言い残してモモちゃんと男は去っていった。



あ〜なんや、精神がボロボロになった気がするわ。



つか、あれはただのバカップルやろ。







< 8 / 12 >

この作品をシェア

pagetop