~皇室の花嫁~甘い夜だけ昔の二人に戻れる

私と蒼さんの結婚は必然だった。


実の母親、黒崎砂椰が幼い私と蒼さんの結婚を決めていた。


母は私と同じく白井家で育ち、14歳の春、東京の皇家に迎えられた。


母のはじめの夫、白井玄は、私の養父で、蒼さんの父親。

私の父は母の二番目の夫なのだそうだ。


あとつぎである市姫の定めであった。




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